Ayers Rock (travelnote -day 39: at Ayers Rock-)

Ayers Rock観光 & ツアー2日目。

今日は早起きしてUluruのサンライズ鑑賞。

朝5時に起きて、日の出と共にUluruが姿を現す様を楽しんで来ました。

真っ暗闇から、シルエットが浮かび上がり、徐々に独特のチョコレート色に色付いて、最後には朝日を浴びて赤く染まる。

昨日に引き続き天気は晴天で、完璧な朝焼け。

朝食を食べながら雄大な自然を目の前にする、優雅な一時でした。

 

その後は、今回のツアーの目玉。

Uluru、Ayers Rockの登山に挑戦して来ました!

ただ、Uluruはアボリジニの聖地。

彼らがUluru登山を禁じているという事を知っていたので、本当は直前までどうするか迷っていたのですが、気象条件も良く登山道も開いていたので、最初で最後と決めて、登らせて貰うことにしました。

 

登山道といっても、生半可な道ではありません。

というか、道ですらありません。

まだ歩けそうな斜面の岩肌に、公園のフェンスに使われるようなチェーンを引いただけ。

岩肌は荒れていて滑り難くはなっていますが、足をかける所があるわけではなし、チェーンを掴んでよじ登る。

しかも斜面はかなり急。

まさにロッククライミング状態。

そんな道なき道が最初の数百m、Ayers Rockは台形っぽい形ですが、その斜面の部分を登り切るまで続きます。

しかも、あの岩山、フェンスなどはおろか、植物さえも皆無。

足を滑らせたらどこまでも落ちて行くこと必死です。

Ayers Rockの登山で毎年死者が出ていると聞いて、それまでは理解できなかったのですが、実際に歩いてみて頷けました。

 

登山中は、日頃の運動不足が祟って、最初の数十mで息は切れ切れ、心臓バクバク、足は上がらない。

数歩登っては座り込んで休み(斜面が急すぎて、座らないと休めない)を繰り返し、山の中腹、急な斜面を登り切って比較的平坦な道に切り替わる所まで登って、滑るように降りてきました。

充分な時間がなかったと言うのも理由の1つですが、先に書いたように迷いながらの挑戦だったので、

これ以上聖地に踏み込まず、これでよしとしよう、

と思ったのが大きいです。

頂上までは辿りつけませんでしたが、良い経験が出来ました。

最初で最後、多分アボリジ二の人達が方針を代えるまで、再度登ることはないでしょう。

 

ちなみに、Ayers Rockは登山以外にも、周りを散策することができます。

実際、ヨーロッパ人などは、散策の方が目的という人も多いそうです。

すこしだけ歩いてみましたが、進入も写真撮影も禁止のアボリジニの聖地があったり、壁画があったり、洞窟があったり、Uluruから流れる滝(の跡)があったりと、見どころも多く、楽しめます。

 

Ayers Rockは今日まで。

明日の朝、北に450kmほど行った砂漠の街Alice Springsに飛びます。

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