MNPの開始を控え、Softbankから何やら新しく”予想外割”という料金プランが開始される模様。
ちょうど帰宅したときにやっていた、報道ステーションでもトップ記事でやってました。
同番組で孫さんが「日本の携帯料金を安くしたい」みたいな事を言っていたけど、そんなにうまい話は無いだろうと思い、ちょっと調べてみたら、やっぱりそこはSoftbank、予想通りでした。
まず、今回発表されたのは予想外割なる料金プラン。
これは、Softbankの携帯同士での通話とSMSが定額になるゴールドプランを基本に、基本料金を割引く期間キャンペーンと、新スーパーボーナスの2ヶ月無料を組み合わせたものの様。
これによって、Softbankの携帯同士であれば、月の基本料金だけで、通話もメールも無料でできるというのが触込みのようです。
が、よくよく見てみると、かなり落とし穴がありそう。
まず、基本料金。
なんか報道だとあたかも基本料金を含めて完全に無料で利用できる、という感じで話していたように見えたけど、実際には基本料金がかかります。
それも、期間キャンペーンなしだと月額¥9,600とかなり高め。
まぁ、これについてはキャンペーン終了後も何らかの形で月額¥2,880に抑えてくるとは思いますが。
次に、無料だとうたっている通話料金。
他キャリアの携帯等との通話では料金がかかるのは当然ですが、Softbank同士でも、21時台〜0時台んについては、月200分を超えると30秒毎に20円かかると下の方に小さい字で書かれてます。
無料だと過信して、寝る前に毎日10分電話すると、1ヶ月で¥4000くらい取られる事になる訳です。
更に致命的なのがメール。
無料になるのはあくまでもSMSのみで、普通のメールについては普通に課金対象。
メールも含めてパケットを使い放題にするには、別途パケット定額を契約する必要があるみたいです。
しかもこのプラン、実質的にはほとんどメリットのない、スーパーボーナスへの加入が前提。
というよりも、むしろスーパーボーナスに加入させたいがために、低額(に見える)プランを持ってきたという風に感じます。
報道ではものすごく革新的という感じで紹介していたし、実際携帯業界のビジネスモデルを変えるための施策と見れば革新的だと思うけど、個人的には、端末から見ても、サービスから見ても、Softbankに乗り換えるメリットがほとんど無いというのが感想です。
そもそも、上記のような不都合なところを隠し、あたかも何でもかんでも無料で使える、という様なあの広告体制が気に入らないというのもありますが。
MNP開始まで1日。
結果として勢力図がどうなるのか、Softbankの姿勢は受け入れられるのか、なかなか興味深いところです。
今日の教訓。
人の話を鵜呑みにせず、説明書はきちんと読みましょう。