[盤評] 天門 / 雲のむこう、約束の場所 オリジナル・サウンドトラック

新海誠。

アニメに詳しい人、

ネットに詳しい人なら

おそらくご存知の方も

多いはず。

かつて「ほしのこえ」という

TVアニメ以上の

クオリティの作品を

ただ1人で作り上げた事から

注目を浴びた、

期待の若手映像クリエーターです。

その新海氏の最新作

「秒速5センチメートル」の試写版が、

明日19日のお昼まで

Yahoo!の特設ページ

先攻配信されています。

という事で、

本日の盤評は、

氏の前作「雲のむこう、約束の場所」の

OST。

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雲のむこう、約束の場所 オリジナル・サウンドトラック
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2005年の作品。

天門氏は

「ほしのこえ」以前の作品から

新海氏とコンビを組んできた、

新海作品には欠かせない人物。

「秒速5センチメートル」でも

音楽を担当されています。

新海作品の魅力は、

ストーリーやキャラクターではなく、

圧倒的な描画力と構成力で紡がれる、

その世界観。

その世界観を構成する

重要な要素の一つが

天門氏の音楽です。

このCD自体はOSTなので、

基本的にはメインテーマの

アレンジ曲が中心。

また、曲については

若干素人臭さを感じる部分があります。

そのため、このCDだけを聴いてしまうと

退屈と感じてしまうかもしれません。

しかしながら、

映像とともに流れてくる

これらの音は、

美しい描画に

非常にマッチします。

曲のメロディがシンプルな分、

見終えた後に耳に残るメインテーマ。

既に「雲のむこう、約束の場所」を

見ている方であれば、

非常に楽しめる1枚だと

思います。

★★★★☆

ちなみに、

「秒速5センチメートル」は3/3公開。

これまでSFが中心であった新海氏が

シンプルとも言える現代をどのように描き、

どのような世界を見せてくれるのか、

非常に楽しみです。

Yahoo!のページでは

先行配信の他にも予告編や、

他の作品のダイジェスト版なども

配信されているので、

未体験の方は

是非一度ご覧下さい。

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