[盤評] Bump of Chicken / Orbital Period

orbital period
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posted with amazlet on 08.01.14
BUMP OF CHICKEN 藤原基央
TOY’S FACTORY Inc.(VAP)(M) (2007/12/19)
売り上げランキング: 22

2007年の作品。

ジャンルはGuitar Pop。

ご存じBump of Chickenの

最新作です。

あえて、書きます。

正直、今ひとつ。

Amazonのレビューでも

大部分が絶賛、

一部が期待はずれ、

という感じですが、

自分は後者。

確かに

シングル曲も多数収録されているし、

全体的にレベルは高いと思うのですが、

逆にそのために

個々の曲の印象が薄い。

また、そのためかどうかはわかりませんが、

いい曲、また聴きたいと思える曲が

「Supernova」「花の名」「涙のふるさと」など、

皮肉なことに

シングル曲ばかり。

結局、

そのほかに

聴き所

といえる曲がないため、

一種のベストのような、

シングル曲の寄せ集め、

全体的にバラバラという

印象を受けます。

音の方でも、

不自然なコード進行を使っていたり、

七拍子が出てきたりと、

わかりやすくキャッチーなメロディが魅力の

Bump of Chickenとして聴くと

少々?な印象を受けます。

前作までは

そのメロディと歌詞とが非常にマッチして、

ストーリー、世界観が

すっ

と伝わってくる曲が

多々あったのですが、

本作ではほとんどない。

全17曲、

77分というボリュームもあり、

頑張らないと聴けない、

聴いていて疲れる、

というのが感想です。

結局、

シングル曲をすでに聴いている人は

あまり聴く必要がないかな、

という感じの1枚。

シングル曲を詰め込んだりせずに、

コンセプトを明確にして、

そのコンセプトにあう曲を作っていたら

すばらしい作品を作り上げてくれたような

気もするのですが…

いずれにしろ、

次に期待です。

★★☆☆☆

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